住宅を建てる建設会社の種類

最終更新日 2024年4月15日 by tradgard

建設会社と一口に言ってもさまざまなタイプがあり、一般的な一戸建ての住宅を建てるハウスメーカーからビルなどの大きな建物を建てる会社、高速道路や橋などのインフラを建設する会社まであります。
一般的に馴染み深い建設会社と言えば、住宅を建てている不動産会社でしょう。
不動産会社がすでに建築した分譲住宅を購入したり、設計の段階から参加し理想を詰め込んだ注文住宅を建てたりと、マイホームを購入・建築するときには必ずお世話になります。

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前田裕幸 信和建設

 

理想のマイホームに適した会社を選ばなければ失敗する

しかし不動産会社にもさまざまなタイプがあって、理想のマイホームに適した会社を選ばなければ失敗してしまいます。
一生に一度の大きなお買い物と言われるマイホームなので、失敗しないように慎重に選びましょう。
一般的に住宅を建てている不動産会社は、4種類に分けられます。
最も多くの人がイメージするのは、全国規模で展開している大手の住宅建築会社でしょう。
大手の住宅建築会社はハウスメーカーとも呼ばれ、全国を営業エリアとし広範囲の営業網を持っています。
ハウスメーカーが建てる住宅は、商品化されています。
建築に使用する部材の生産・調達から施工、アフターサービスまでシステム化されており、一定の品質が保たれているのが特徴です。
ハウスメーカーは施工以外の部分にも力を入れており、例えばモデルハウスや住宅展示場を運営したり、広告宣伝にもお金をかけています。
そのためハウスメーカーが販売している住宅は、他の住宅建築会社に比べれば価格が高めです。
商品化もされているためカスタマイズなど設計の自由度は低く、デメリットとなる部分もあります。

 

ハウスメーカーでマイホームを建てるときのポイント

ハウスメーカーでマイホームを建てるときのポイントは、営業担当者です。
営業担当者には建主の希望を聞き取りながら、それを実現するための能力が期待されています。
工事を行う現場の下請け会社を管理する能力も問われ、営業担当者次第で成功か失敗かわかれると言っても過言ではないほどです。
営業担当者とのコミュニケーションが重要な鍵となるので、信頼できる相手か見極めましょう。
大手のハウスメーカーと同じく社名を見聞きする機会が多いのが、工務店かもしれません。
一般的に工務店はハウスメーカーより狭い範囲を営業エリアとしており、全国展開は稀です。
特定の地域に密着した営業活動を行っており、全国的な知名度は低いものの地元では信頼されている工務店が多数あります。
工務店の特徴としてあげられるのは、リーズナブルな価格です。
地域密着の営業方針を貫いているため、全国規模の宣伝をする必要がありません。
またモデルハウスや住宅展示場も持っていないケースが多く、ハウスメーカーに比べると経費を抑えながら営業しています。
そのためハウスメーカーの住宅に比べると価格が安く、少ない予算でも理想のマイホームを建てられる可能性があります。

 

工務店は各社の質にバラツキがある

工務店のデメリットを挙げるとするなら、各社の質にバラツキがあることです。
一口に工務店と言っても社長が大工を兼ねるなど少人数で運営している会社から、多くの社員を抱えハウスメーカーと変わらないシステムになっている工務店まであります。
マイホームを建てるときの技術力や提案力、さらには建築後の保証やアフターサービスまでバラツキがあり、必ずしも高品質のサービスを提供しているとは限りません。
信頼できる工務店なら失敗する可能性は低いものの、品質やサービスが悪い工務店を選ぶとトラブルが頻発しかねないので、他の建築会社と同じく慎重に選ぶようにしてください。
基本的には、地域の人々に愛され歴史のある工務店なら問題ありません。
設計事務所は、建築士が運営している建設会社です。
ハウスメーカーや工務店など施工を行う会社からは独立し、設計と工事管理を専門に行っています。

 

設計事務所の特徴

設計事務所は理想のマイホームを注文住宅で建てたいなら魅力的ですが、技術力や提案力には工務店と同じでバラツキがあります。
得意とする設計とマイホームに求める理想に違いがあれば失敗してしまいがちなので、家づくりに対する考え方や相性は非常に重要です。
また施工は建築を専門に行う会社に依頼することになるので、価格が割高になりがちなのも注意点です。
住宅を建てる建築会社には、建売住宅を専門にする分譲系のビルダーもあります。
分譲系のビルダーは基本的に自由度が低く、理想を全て実現できるとは限りません。
近年では建築を始める前に契約しある程度のカスタマイズができるケースもありますが、一般的には理想実現しようとすると、価格が一気に高くなります。
しかし最初に決められた条件で契約したり追加工事をなしにすれば、安い価格でマイホームを建てることも可能です。
分譲系ビルダーの住宅は大量生産品と言われることもあり、少ない予算でマイホームを建てたいなら理想の建設会社かもしれません。

 

まとめ

このように住宅を建てる建設会社にはそれぞれ違いがあるので、理想のマイホームに合わせて選びましょう。