派遣とバイトはどう違う?

最終更新日 2024年4月15日 by tradgard

1.派遣とアルバイトの違いについて

学業や子育て、趣味の追求などと両立させながら時間をうまく使って働く場合の代表的な雇用形態が、派遣とバイトです。
この2つは、職場や職種が同じであれば仕事の内容や労働条件などは基本的に変わりません。
ただ、身分についてはそれぞれ違いがあります。

最も大きく異なるのは、雇用主が誰であるかという点です。
派遣社員の場合、雇用主は派遣会社となります。
そしてその会社から命令を受け、クライアントである各企業等の許へ赴いて業務に従事することとなります。

つまり、根本の雇い主と実際に仕事の指示を行う者とが違うということになるわけです。
当然、雇用上の身分はあくまでも元の会社の社員であり、社会保険をはじめとする福利厚生制度も元の会社のものが適用されます。
給与については、いったんクライアントから元の会社に経費として支払われた後に、社員の手元に渡ることとなります。

これに対し、バイトの場合はそれぞれの企業等に直接雇われ、そこで働くというのが原則です。
つまり雇い主と仕事の指示者は一致するわけです。
もちろん給与もその企業等から支払われます。

2.どちらの働き方を選ぶかはケースバイケース

では、実際に働く側から見た場合、どちらのスタイルを選んだ方が得かと言うと、これはケースバイケースとなります。
まず給与水準を見た場合、総じて言えるのは派遣社員の方がバイトよりも時給が高めに設定されているということです。
これは、社員を直接雇用しないため、クライアント側の企業が人事管理や社員教育等にかかるコストを節減できることによるものです。

ただ、社員教育を自ら行わないということは、その企業は即戦力としての派遣社員を求めているということを意味します。
そのため、求人に応募する際は事務系であればファイリングや簿記、技術系であれば情報処理など、それなりの知識やスキルを求められるのが一般的です。もちろん、工場内作業など知識や技能を求められないタイプの職場や職種も存在します。

一方、バイトの場合は企業等と直接雇用契約を結ぶため、働き方の自由度が高いというのが大きな特徴です。
1日に何時間、1月に何日働くかといった点はもちろん、急用ができたので勤務のシフトを変えたいといったような場合でも、雇用者との直接交渉によって決めることができます。

もちろんすべてが思い通りになるわけではありませんが、第三者を交える必要がないのである程度柔軟な対応が可能となります。
また、未経験でも働けるチャンスが多いのもバイトの特徴の1つです。

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