ユニセフのSDGsと呼ばれる持続可能な開発目標の17個

最終更新日 2024年4月15日 by tradgard

日本ユニセフ協会の打ち出している目標の一つが、SDGsと呼ばれる持続可能な開発目標です。
誰一人取り残さない様にこども達の学習を手助けし、2030年の目標達成を目指しています。
SDGsの17の目標を見て行きましょう。

貧困の撲滅

まず第一に貧困の撲滅があります。
地球規模で考えると裕福な国ばかりではありません。
恒常的に貧困に見舞われている国では、特に弱い立場である子供が劣悪な環境に置かれています。
今それが直されていないのはこれまでの努力が足りなかったからと考え、しっかりとした援助を行って行くのです。

飢餓の撲滅

飢餓の撲滅、こちらも非常に重要です。
貧困で学習が出来ないのは一段階先の話で、食べ物がなければ死んでしまいます。
そこで、持続可能な農業の推進を行い、援助だけに頼るのではなく自給自足出来るよう手助けしていきます。

健康と幸福度

健康と幸福度もSDGsにとって重要と言えるでしょう。
生涯にわたり健康な体で幸せに生活を送れるように国の環境をクリーンにする努力を続けて行きます。

教育

教育も当然の事ながら、非常に重要な要素です。
まず読み書きが出来なければ、まともな情報が入手出来ません。
識字率がほぼ100%の日本では意識されにくいものですが、ホームレスが新聞を読むなどありえない国も多いのです。
それだけ教育は重視されるべきものです。

ジェンダーの平等

多くの声が上がっている通り、ジェンダーの平等も必要です。
女性、そして女子の弱さと社会的弱者の位置をそのままにしてはいけません。
安全な水と衛生の保証は大きな問題ですが、優先度の高いものです。
水道から綺麗な水が出て飲めるのは日本ぐらいと言われており、上水道の完備はかなりハードルが高くなっています。
まず下水道の完備から行い、トイレを綺麗に使える様にすれば生活水準は上がって行きます。
しかしこれが難しいので、日本などの支援が必要な部分なのです。

持続可能なエネルギーの確保

持続可能なエネルギーの確保は、早めに取り掛かった方がいい題材です。
主に電気ですが、これを自国でまかなえるならそれでかなりの問題が解決に向かうからです。
なんとなくのイメージだと、これから作るならエコな風力発電や太陽光発電を考えてしまいますが、それは日本などの先進国が導入したとしても遥かに高コストなため、支援される国に導入するのは現実的ではありません。
あまり普及していない技術というものはコストが高く、そして技術者も少ないのです。
設置すればメンテナンスなしで使い続けられるものでもありません。
すべての人のための技術の開発と普及、これは当事国で行えるなら自立の道が見えて来ます。
社会インフラの整備や災害が起こった時に自国で復旧する体制を整えてあれば、いつ起こるか分からない災害にも対応出来ます。

不平等の削減

不平等の削減は考え方によっては重要です。
その国の力や努力が報われない世界になっては行けませんが、競争のラインに立ってすらいない国も沢山あるのです。
そのため、スタートラインに立つところまでは世界で協力して助けてあげて、そこから競争するという形を目指します。
安全なまち、地域社会への展開は安全でレジリエントな都市と居住空間を全ての人が受け入れられる様にする施策です。
衣食住の住の部分を意識した取り組みです。
責任ある消費と生産の確保は、自給自足をしっかりと行うといった面以外に、乱獲して捨ててしまうなどの無駄を省き、生産したものを消費するためのプロセスとルールです。

気候変動への対応

気候変動への対応は、今後に向けて重要になってきます。
温暖化によりまともに住めない状況になった時に、エアコンなどは必須の設備になります。
その時にどういった対応が出来るかは今から準備しておかなければなりません。
海洋資源の保存は、これまでモラルに任せられていた部分を取り決めて、無駄にしたり絶滅させたりしないようにルール付けます。
地球環境の保護は先進国の方が意識した方がいい問題です。
主に排気ガスなどが問題になっていますが、発展途上国でも生産のために森林を消滅させたり、生態系を破壊したりしない意識が必要です。
平和で誰もが受け入れられる社会の実現は、司法の問題です。
人権が侵害されることなく、問題があれば法律の下解決させるという当然のプロセスを大切にします。
それには責任の所在が問題になってくるため、それを明確にして誰もが納得出来る形でトラブルを収めることが重要です。

まとめ

最後にSDGsの目標達成のための仕組みと国際協力の強化は、日本ユニセフ協会の活動が主導になりつつも国際的な取り組みが必要です。
全てに同意が出来なかったとしても各種項目への国際的な協力は可能なはずです。
国と国の話になるとトラブルになりがちですが、子供達の事を考えて、将来に向けて平等で格差がなく、それでいて努力の報われる希望のある世界を目指す事が重要なのです。
まずは安定した生活、話はそれからですが、教育もそれに続く要素なのです。
道具とそれを使う知識がなければ何も出来ませんし、そこへ至る道も拓けません。
そこだけは大人達が努力して、可能性を子供達に与えてあげるのです。