通訳には資格が必要!?

最終更新日 2024年4月15日 by tradgard

世の中には、さまざまな資格がありますよね。

弁護士や公認会計士、医師免許などのように非常に難関資格もあれば、宅建など、その業界で働くための最初のパスポートとなっているような資格もあります。

それぞれ自分の進みたい進路に合わせて資格の取得を検討されると思いますが、資格についてはみなさんも知らないことが多いと思います。

ここでは、意外とみなさんがご存じない、「実は資格がなくてもできる仕事」、「実は資格がないとできない仕事」についてご説明したいと思います。

まず最初の「実は資格がなくてもできる仕事」ですが、これは飲食店の開業です。

飲食店でコックをやる、ということで、調理師免許がないと営業できないのではないか、と思うかもしれません。

しかし、実は飲食店を開業するにあたっては調理師免許は不要なのです。

大手のレストランやホテルなどに就職するときには確かに調理師免許を取得する必要があるかもしれませんが、法律上は、保健所で行われる講習に参加し、届け出をすれば飲食店を営業することができてしまうのです。

逆に、実は資格が必要な仕事として、通訳案内士があります。

通訳というと、外国語ができる人が自由にできる仕事でしょうが、実は、その中でも通訳案内士に関しては業務独占資格ということであり、本当は資格が必要な仕事なんですね。

案内士とはその名のとおり、観光旅行などで案内をすることです。

これらは添乗員などでも行っていることなのですが、実は通訳案内士の業務なのです。

しかし、現状としては、通訳案内士の資格を持っていない人が観光旅行の添乗員をやり、言葉を翻訳してあげたりしても摘発されたというのは私は聞いたことがないです。

派遣で送られてきた外国語が堪能な人や、専門学校の生徒などがアルバイトでやっていることもあります。

このように、実は資格が必要な仕事ではあるけれども、その規制がゆるいから、みなさんは知らなかったのかもしれませんね。