純金積立は毎月少額から始められる

最終更新日 2024年4月15日 by tradgard

⒈純金積立を行う利点と注意点

毎月一定の金額を積み立てていってその時の価格に基づいて純金を購入する運用方法を純金積立といって、毎月1,000円程度と少ない金額で積み立てが出来るのが魅力です。

また、金価格の相場を見ながら自分が買いたい時期に追加で買えるスポット購入があり、ボーナス支給時のときに増額して利用する人も多いです。

最大の利点は金の価格が高いときには少なめにして、安いときにたくさん買えることで平均購入価格を平準化できる「ドルコスト平均法」の効果が得られることで、毎月決まった価格で買うと毎月同じ量を買うときよりも平均買い付け価格が抑えられます。

株式会社ゴールドリンクなど取り扱い会社で違いますが積み立てた純金が一定量になると、現物の金として受け取りも可能で実物の金を保有することも可能です。

注意点として買い付けでは2%ほどの手数料が必要で、年会費・売却手数料・引き出し手数料などがかかるところもあるので事前に確認が必要です。

金の価格は常に変動し、現金を引き出すときの金価格が手数料を含めた投資金額より下回ると損失になり、預金や株と違って利息や配当はありません。

純金積立の預かり形式も、他の資産と区分して管理を行い会社が保証する「特定保管」方式を採用する会社や、金の所有権が利用者から取扱会社に移転する「消費寄託」方式があります。

消費寄託だともし会社が倒産したときは、純金の返還を請求できる権利はあっても、積み立てた純金が全て戻ってくるとは限りません。

世界各地で金は通貨として使われたことも多く、日本でも江戸時代には小判として使用されて明治から昭和初期までは金と紙幣を交換出来ましたし、今でも世界共通の通貨として重宝されてます。

 それ自体に価値があり国が破綻したら紙切れになる紙幣と違って安心 です。

世界情勢が混乱したときや、戦争・紛争が起きたときには人気が集まって価格が上がる傾向があります。

インフレにも強く、インフレはモノの価値が上がって現金の価値が下がってモノである金の価値も上がりやすく、購入しておくことで資産が減るのを防げます。

 

⒉資産運用のリスクが少ない安心な方法

現物で持つと独特の輝きを堪能できるため純粋にそれが好きという方も多いです。

ただ、預貯金のように元本保証はなく常に値動きがあるので、価格が下がると元本割れする可能性もあります。

貯金のように利子や株式の配当のようなインカムゲインもなくて、価格が上がったときに売却して儲ける方法しかないです。

現物を持っていると紛失・盗難の危険があり、保管場所や費用もかかるため手間もかかります。

金の購入・保有・売却では手数料がかかることが多くコスト面も注意が必要です。

利子や配当はないのであくまで守りとして資産としてとらえて、金投資は儲けるというよりも何か起きたときに売るための資産として保有するのがおすすめです。

資産運用なら株式や投資信託などで行い、万一の時に役立てるために資産の10~20%程度を金にしておくのが目安です。

購入方法にはいくつかあり、金地金はいやゆる延べ棒のことで、購入金額はサイズによって違いますが数十万~数百万円ほどかかります。

余裕資金でまとまった金額があるときは向いてます。

延べ棒だと高すぎで手が出ないときに最適なのが金貨で、外国政府が発行している金貨は大きい1オンスでも十数万円程度で買えます。

持ち運びもしやすく小分けも可能で取り扱いやすいですし、デザインも良いのでプレゼントや記念として買っておくのも良いです。

 

⒊スポット購入のサービスを活用できる

コツコツ続けたい方向けなのが純金積立で、一番馴染みがあって毎月一定額で積み立てていく方法で、毎月1,000円から3,000円程度と少額で始めやすく初心者でも買いやすいです。

色々投資を試したい方には金関連ファンドが良く、金ETF(上場投資信託)や金鉱関連株に投資できます。

運用自体は専門家に任せて現物だけでなく、関連した他の投資も行って資産を増やしたいときの方法です。

持って楽しめますし、資産運用にも役立てるため自分にあった方法を選ぶのがコツです。

純金積立は現物を買いますが現物自体の管理は運営会社が行い、盗難されるリスクもなくて銀行の貸金庫へ保管してくれるので保管などの面倒な手間がかかりません。

貯まった金を受け取る方法には色々あって、金地金そのものを受け取る地金引出しや売却して現金で受け取ることも可能で、地金引出しだと色々な大きさから選べる会社もあります。

他にも金貨やジュエリーで受け取る方法もあり、金貨も有名なものから選択出来たりジュエリーも店頭や通販カタログから選ぶことや、プラチナや銀に交換出来たりします。

毎月決まった金額を買える月額積立以外に、余裕があるときや価格が下がったときにはスポット購入が可能でWebや電話で買いましが出来る便利なサービスです。

これには当日と月間があり、当日だと価格が下がったときや買いたいと思ったときの金額で任意の金額分を買えるので、自分で設定出来て融通が利きやすいです。